五月人形Q&A
Q1 五月人形はいつから飾るの?
A. 一般的には3月上旬から。ですが五月人形は通年飾っておいても問題ありません。
五月人形を飾るのは少し早めで構いません。一般的には上巳の節句(3月3日)を過ぎた頃に飾り付けますが、五月人形はおひなさまと違い「片づけなければならない時期」がありません。鎧や兜は武士にとって仕事着のようなものですから、タンスの奥にしまうのではなく常に飾っておいていただければと思います。
Q2 五月人形はいつ頃買うものなの?
A. 3月上旬以降でなるべく早めのご購入をお勧めします。
五月人形のご購入はなるべく早い時期がお勧めです。鎧や兜は職人の手作りですから、1~2点しかないものも多いのです。やはり良いものから売れていってしまいますので、早めに決めてしまうのが良いでしょう。とは言え3月より早く探しても人形店はまだひな人形を展示していますので、より多くの五月人形をご覧になるためにもやはり3月以降に人形店へ足をお運びになるのがよろしいかと存じます。
京丸人形は常時100種類以上の五月人形を展示しています。もし買うのが少し遅れてしまっても良い人形がたくさんありますから、ぜひご来場ください。
Q3 五月人形は誰が買うの?
A. 全国的な風習として、母方の御実家より贈られております。
ひな人形も五月人形も、一般的には母方から贈られるものです。ですが最近は両家で折半する・父方で用意する例も珍しくなくなりました。地域により風習が異なりますので、両家でお話合いをされるのがよろしいでしょう。
Q4 お父さんの五月人形を譲ってもいいの?
A. 基本的にお人形は1人に1セットです。
五月人形は本来、「この子に災いがないように」との願いを込めて初節句(赤ちゃんが初めて迎える5月5日のことです。)に贈るもので、赤ちゃんの守り神として大事にされてきました。ですからお父さんのお人形は、お父さんが赤ちゃんの時に、お父さんの守り神として贈られたお人形ですから、出来ればお子様のお人形は別に揃えたいものです。
もしどうしてもお譲りになりたい場合は、赤ちゃんのために「つるし飾り」を用意してひな人形と一緒に飾られてはいかがでしょうか。つるし飾りもひな人形と同様、その子の無病息災や幸せを願って贈る贈り物です。
Q5 2人目や3人目の男の子が生まれた場合はどうしたらいいの?
A. やはりお人形は1人に1セットが基本ですが、お人形だけ並べて飾る方法をお勧めしております。
Q4での回答にもございますが、五月人形はその子の守り神ですので、1人に1セットが基本です。とは言え、昨今は住宅事情等により現実的にはいくつも並べて飾るのは難しいことが多くなっております。
そこで、当店では弟さんにはお人形だけ買ってあげて、お兄ちゃんのお人形と同じ台に並べてあげるという方法をご提案させていただいております。お兄ちゃんのお人形を少し横にずらして、弟さんのお人形を横に並べる、といった具合です。それも難しいようであれば、つるし飾りを横に飾るという方法もございます。
当店では台や屏風なしでお人形だけを購入することも可能ですので、当店スタッフまでお気軽にご相談ください。
Q6 鎧(よろい)と兜(かぶと)どっちにしたらいいの?
A. 長男には鎧、二男以降には鎧か兜をお勧めしております。
五月人形には鎧飾りと兜飾りがございますが、正式な飾りは鎧飾りです。鎧や兜は戦場で武士の身を守る大切なものですが、鎧は頭からつま先まで全身を守ってくれる一方、兜は頭しか守ってくれません。兜飾りは鎧飾りを簡略化した略式の飾りなのです。
ですので、長男様には正式な鎧飾りを、二男様以降は飾るスペースに余裕があれば鎧飾り、そうでなければ兜飾りをお勧めしております。